自遊気ままに

50歳も近づき、人生も折り返し地点を通過(^_^;) 仕事と空手を中心に、日々の雑感を書き残していきます。

骨髄バンク


【骨髄バンク】 ダイジナトコロ / TEAMダイジナトコロ(ベイビーレイズ・LinQ・Negicco・バニラビー ...

私が骨髄提供したのは10年前です。

きっかけは妻の病気です。

病名は骨髄異形成症候群という、血液の病気で、白血病の類似疾患です。

かなり危険な状態が続きました。

もう神に祈ることしかできませんでした。

しかし本人の生きようする力、そして病院の先生方のおかげで幸運にも一命をとりとめました。

 

病棟では、たくさんの患者さんを見ました。

顔見知りになってしばらくのちに、亡くなった方もいました。

若い女性でした。

 

 

 

自分の無力さを痛感しました。

 

 

 

なにかできることはないか…

 

 

 

この健康な体、もし役にたてるなら…

 

 

 

骨髄バンクに登録して数年後、適合通知書が届きました。

 

 

そして移植。

 

 

痛みもともないましたが、提供した患者さんへの思いの方がそれを上まわりました。

移植後、バンクを通じて患者さんと手紙のやりとりをしました。

お互いが繋がっているような不思議な、幸せな気持ちになったことを覚えてます。

もちろんお互いの名前はわかりません。

手紙のやりとりは二回までとの、きまりがあります。

 

あれから十年。

患者さんが元気に社会復帰してることを、今でも信じてます。

 

私はこのことを今まで身内以外、だれにも言いませんでした。

会社にもふせてました。 

当時、骨髄移植は一般的にまだまだ浸透しておらず、リスクの方が先行するイメージがあり、親にも内緒で骨髄提供したのが実情です。

 

でも時代は大きく、変わりました。

 

私自身、この貴重な体験を世間様、少なくとも私の友達、知り合いに発信してもいいのではないかと、ここ数年考えるようになりました。

 

そうすることによって、一人でもバンクに登録してもらったら、ひょっとしたら一人患者さんの命が助かるかもしれないと。

 

だから、自分の思いを隠さず、正直に表現することで、社会貢献につながるのならばと、記事を書いたしだいです。

 

移植が可能になる確率は、同父母の兄弟姉妹間で25%、非血縁者間では数百~数万分の1です。

 

なので一人でも多くのドナー登録者が必要になります。

 

とらまえ方は、人それぞれだと思います。

 

もしよければ、骨髄バンクのことを、お友達同士やご家族の話題にしてみてください。


日本骨髄バンク | HOME

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。